テレビ画面が乱れたり映らないとストレス溜まるわー
我が家では4年ほど前まで、アンテナ受信でテレビを見ていました。それがある時から、一部チャンネルの映像が乱れたり、日によっては電波受信さえできないことも増えました。
業者の方に、不具合のたびにアンテナ調整に来てもらい、さらに有料でブースター機材を設置。とにかく受信感度を高める対策を取ったのですが・・。
しかし、アンテナの調子は変わることもなく、むしろ「以前のように戻すことが難しい」と告げられてしまう結果に。
理由は、近所にできた大きな建物が、運の悪いことにテレビ局と我が家を、ちょうどさえぎる位置に建設されたから。
そこでアンテナ業者の方から、「ケーブルテレビに変える方法もある」と教わりました。これがきっかけでケーブルテレビに加入しています。そこで今回は
- アンテナからケーブルテレビに変えて何が変わったのか
- ケーブルテレビのメリット・デメリットを知った上で判断したい
このように考えている方に、アンテナからケーブルテレビに変えた僕が、変更してわかったことをまとめてみます。
ケーブルテレビ(CATV)とは?【アンテナとの違いは無線か有線】
(参照画像:高知ケーブルテレビより)
「そもそもケーブルテレビとは何?」という方もいるので、さらっと触れておきますね。
簡単に言うと、テレビ局からの映像信号を「無線受信」するのがアンテナテレビ。逆に、テレビ局から電線を通り、「有線受信」するのがケーブルテレビになります。
- 【アンテナテレビ】 テレビ局からの"無線信号"を受信
- 【ケーブルテレビ】 テレビ局からの"有線信号"を受信
シンプルに、無線か有線かと考えていただくと理解しやすいかと思います。
僕の家は、この無線信号が建物によって届きにくい環境になっていました。そのため、有線ケーブルに助けてもらったということです。
アンテナテレビのメリット・デメリット
結果的にアンテナでテレビを見なくなった我が家ですが、だからと言ってアンテナが悪かったとは言いません。メリット・デメリットはあるのです。
【メリット】アンテナは一度設置してしまえば基本的に利用無料
最大のメリットはアンテナで見ればお金が掛からないことです。アンテナでしかテレビを見たことがない方は、おそらくテレビを見る=無料という認識のはず。
僕もケーブルテレビに変えるまでの33年間は、アンテナの不具合で特別に悩んだことがありませんでした。そのため、今もテレビは基本無料という価値観です(笑)
毎月の維持費や、メンテナンス不要でひたすら無料。電波状況が良く、特別に困ることがないという方が羨ましいです。
【デメリット】周辺環境によって電波受信に影響が出ることも
建物など周囲の建造物によって、電波の受信感度に影響が出るのはデメリットです。最初から建物があることを知った上で、それでもアンテナを使うという選択ならいいんですけどね。
移り変わりの激しい時代なので、近所にどんな建物ができるか、高さや大きさまで想定することは困難。運悪く、近くに建物ができたら・・影響がないとは言い切れません。
僕は愛媛の新居浜という田舎育ちということもあり、昔は大きな建物が周りにできることも少なかったんですけどね。今住んでいるところは少し栄えていることもあり、アンテナの無い家も目立ちます。
アンテナのまま影響がでないという保証がないため、安心して設置しておけるかというと微妙なのです。
【デメリット】受信感度が悪くなった場合、ブースター費用が発生することも
「受信感度が悪いなら、ブースターを設置すればいい」という意見もあるのですが。「設置したから」といって絶対にキレイに映ることが保証されるわけではありません。
うちの場合は、とりあえずブースター設置を提案されました。ブースターとか聞いたら誰だって強力そうに聞こえるはず。なので、期待してお金も払いましたw
しかし、結果的に意味はなし。ブースター代金だけが飛んだのです。気持ち「乱れが減ったかな?」くらいの感覚にはなりましたが、電波の受信状況によってはやはりノイズが混ざります。
ブースターで直る保証もないのに、とりあえず設置してみないと改善されるかわからない。費用も発生しますし、僕はこういった面でアンテナのデメリットを強く感じました。
【デメリット】雨の日や台風など災害時にトラブルが起こることも
元々、雨の日なんかは画面が乱れてたんですよね。仕方がないか・・くらいに思っていたんですが、雨が降らない地域なんて存在しないため、アンテナを使う以上はリスクです。
他にも台風や地震などの災害時に、アンテナが歪んだりすると結果的にメンテナンスが必要になります。メンテナンス不要なのは「何もなければ」という前提があっての話。
最悪な雨エピソードですが、雨天時に録画が出来ていなかったことが何度かありました。雨の日と見たいテレビ番組の日が重なると、軽く不安があったことを今も忘れていません(苦笑)
ケーブルテレビのメリット・デメリット
もちろん、ケーブルテレビにもメリット・デメリットがあります。
【メリット】天候やアンテナ受信感度に関係なく安定した映像が保証される
僕がケーブルテレビに変えてからというもの、テレビ画面の乱れや受信できないトラブルが無くなりました。
当たり前ですが、有線ケーブルで受信するため映像が途切れることがありません。
天候などの影響も受けないので、どんな時でも安心してテレビを見られる安心感が得られます。映像の乱れのストレスは半端ないので、安定した映像保証は重要だなと思うばかりです。
【メリット】地上波のみでいいなら、ひかりTVよりも料金を抑えられる
月額料金 | |
ピカラ光(愛媛CATV) | 月額300円(チューナーレンタル・工事費込み)※愛媛CATVミニコースの場合 |
ドコモ光テレビ | 月額2,500円+チューナーレンタル500円 |
auひかりTV | 地上波が見れない(専門チャンネル向け) |
ソフトバンク光 | 月額660円 +チューナーレンタル500円+(初回工事12,000円) |
エキサイト光テレビ | 月額750円+チューナー自費準備+(初回工事費25,600円) |
ぷららひかりTV | 月額1,500円(24ヶ月以降2,500円)+チューナーレンタル500円(12ヶ月間無料) |
So-net光プラス | 750円+チューナー自費準備(別途工事費は地域によって異なる) |
ケーブルテレビ以外でテレビを見る手段に、ひかりテレビなども存在します。ひかりテレビは、ネット回線を使った有線ケーブルを利用して、各家庭にテレビ信号が伝わる仕組み。
しかし、ひかりテレビになると、料金は高くなりがちなんですよね。特に「地上波を見れたらいい」くらいの感覚なら、ケーブルテレビの方が料金を抑えやすいです。
なぜなら、ケーブルテレビはネットとセット契約する方が多いため、料金が高くなりがちなひかりTVよりコスパ的に有利になるから。
僕の利用している愛媛CATVミニコースと比較すると、その差がわかりやすいかと思います。
【メリット】BSや追加オプションなどで視聴チャンネル数が増える
民放だけに限らず、BSなどのチャンネルが見えるようになるのも、ケーブルテレビのメリットです。チューナーがレンタルされるので、安いプランでも見られるようになります。
アンテナテレビだと、民放放送のみしか見えませんからね。よく「BSチャンネルで◯月◯日放送」とか予告されていますが、見れない人には疎外感があるんですよ。
また有料ではありますが、追加オプションとして料金を支払うと、劇的に見れる番組も増えます。テレビが好きな方には、娯楽として楽しみも増えるため、アンテナ以外の手段として有効な選択となります。
【デメリット】固定料金として月額費用が必ず必要になる
ケーブルテレビは月額料金が必ず掛ります。「テレビが固定費になる」と考えられない方には、ネックとなるのは仕方がないところですが。
我が家で起こったような、テレビ受信状況が悪い場合は、お金で解決するしかありません。
他の方法になると、テレビがキレイに映る場所に引っ越すという手段もありますが。引越し先でまた同じトラブルが起こらないとは限らないので、ギャンブル的な方法でおすすめできません(汗)
僕は一戸建てに住んでいるので、引っ越し以外の選択肢がなかったんですよね。そのため、ケーブルテレビ加入が必然的でした。
【デメリット】インターネット利用者ならケーブルテレビとの提携回線になる
インターネットを利用する場合、ケーブルテレビ会社との提携回線になる可能性が高いです。例えば、僕の住む四国地方なら、ピカラ光という具合ですね。
これは絶対ではないのですが、ネットとテレビを同時契約することが割安の前提になるため、他の回線を選べないことが理由にあります。
セット契約することで、工事費が無料になったり、その他キャンペーンを受けやすくなると考えておくといいですよ。
基本的にお得なセットになるのですが、ネット回線がどうしても嫌だという方が不利になりやすいのです。
ケーブルテレビはこんな方におすすめ
では具体的にどういった方にケーブルテレビがおすすめかと言うと、以下のような方々になります。
ネットもしくは電話とセットで利用する
「ケーブルテレビだけの契約」となると、民放のみで視聴するプランであっても2,000円前後の支払いを覚悟しなければいけません。これは正直、支払いたくないですよね。
そこでおすすめしたいのは、ケーブルテレビ会社が提携しているネット回線を同時利用することです。僕の地域ならピカラ光という、四国限定の回線に申し込むという具合です。
「ネット+電話+テレビ」などの3点セットで割引になると、割安で使えることは確実です。「ネットを使わない」という家庭は少ないので、セットで契約したい方にはお得になります。
有料チャンネルに興味がなく民放が見れたらいい
テレビも民放だけといった、アンテナで映る範囲の番組であれば、ケーブルテレビを選んでも安くなります。これは上で述べた、セット契約を前提にした話ですけどね。
我が家が契約しているケーブルテレビ愛媛CATVだと、民放とBSなどが映る程度のミニコースが存在します。おまけで、少しチャンネルが足されている程度のコースです。
特に専門的なコンテンツや、有料チャンネルに興味がない方なら、ケーブルテレビは最適に。ちなみに、我が家の場合は300円/月で利用していますよ。
アンテナ受信状況が悪くなった際にイライラしている
アンテナの受信状況が悪い方は、あれこれ悩む前ようならケーブルテレビを検討した方がいいです。受信状況が悪いと、ストレスが溜まるばかりで良いことがありません。
- 今は快適に見れるけど、天気が悪くなったら分からない
- 原因がわからないけど電話の受信が弱い
このような感じで、不安な気持ちやイライラを抱えながらテレビを見るのは精神衛生上でも良くないです。毎日当たり前のように映ることで、落ち着く気持ちはお金には変えられません。
僕もケーブルテレビに加入してから、「録画できていなかったら」という不安から開放されました。
【参考】四国ならピカラ光とCATVの同時セットがお得
参考までに、僕の使っている「ピカラ光と愛媛CATV」のネット&ケーブルテレビセットのお得さをお伝えしておきます。
四国の愛媛ブロガーなので、地域限定なのはご了承下さいw
地域によるがネット+テレビの割引額が大きい
まず「ネット+電話+テレビ」を契約すると、割引額が大きいのが特徴です。ピカラにはひかりテレビが存在しないため、ケーブルテレビをテレビオプションにつけているんですね。
地域差はあるため、確実に安いとは言えませんが、ピカラ光の開通エリアでケーブルテレビを申し込めば、割引が適用されます。
「ピカラ光が開通しているエリアの方」は、ケーブルテレビがいくらくらいで使えるのか確認してみるといいですよ。もし別の方法でテレビを検討されているなら、比較しておいて損はありません。
もちろんピカラ光の回線速度は信頼できる
ケーブルテレビはいいけど、提携先のネット回線が安定していなかったら?と不安に思う方もいるはずです。
僕も最初は、「ネットもテレビも使えて、料金が破格に安いなんて、ピカラ光回線がボロいに決まっている」と思っていました。(超失礼w)
しかし、ピカラ光も理論値では1Gbpsと、他の回線と何ら変わりはありません。(混雑する土曜の夜に計測していますが、それでも立派な測定値が出ています)
ローカル回線なので、全国的に知られているおなじみの光回線とは言いませんが、利用した実体験からも安心できることがわかりました。
オンラインゲーム(PS4ストリートファイター5)なども、安心して使えています。
ピカラ光の回線速度に関する注意点
回線速度の注意点として、「ピカラ光(正規光ファイバー)」ではなく、「ハイブリッド方式(光ファイバーと同軸ケーブル使用)」の回線プランが存在します。
- ピカラ光(正規光ファイバー)→理論値1Gbps
- ハイブリッド方式(光ファイバーと同軸ケーブル使用)→理論値1.5~120Mbps
このように同じ愛媛でも、ケーブルテレビとピカラ光が同時に使えるかどうかで速度に差が生まれます。ネット回線速度を重視される方は、ケーブルテレビとセットになっている回線速度プランをチェックして下さい。
関連リンク:愛媛CATVインターネットサービス
まとめ アンテナ受信の不具合が気になるならケーブルテレビ
アンテナ受信状況が悪いなら、ケーブルテレビに変えるのも一つの方法です。
我が家の場合でいうと、やはりテレビ映りが安定しないことで、家族がストレスMAXになるほどだったので(汗)
たかがアンテナの調子に、メンタルまで左右されることになると、もはやテレビが何のために存在しているのかわからなくなります。
そんな時に、ケーブルテレビに変えることで、アンテナ問題から解き放たれるのなら、生活も楽になると思いませんか?
幸い、地元ケーブルテレビと提携しているピカラ光がセット契約でお得だったので、僕は助かりました。もし必要があれば、ピカラ光がお住まい地域に対応されているか確認してみるといいですよ。